今年初の制作の記事は、ウエスト部分のデザインが特徴的な赤いラテンドレスのリフォーム(お直し)のご紹介です(^-^)
「肌見せ感」をアップして若々しく
今回おししたのは、まず、ボディのウエストのサイドが大胆なカッティングで切り抜かれ、その上に赤いベルトのように生地がかかっているという部分。
このカッティングでくり抜かれた部分に薄いベージュの2way生地が当てられていたのですが、
ご依頼主様がバリバリ競技で活躍されているダンサー様なので、
もっとヌーディー感が出るストレッチネットを使用し、色味も濃くして、ラテン!という雰囲気を強く出すことをご提案しました。
網タイツを着用されるとのことで、タイツのウエスト部分がちょうどベージュの生地の位置に来るので、ウエストのラインが透けないようストレッチネットは2枚重ねにすることに。
オーダー制作やリフォームでは、このあたりも大事だと思っています。
ドレスとしては問題無くても、持ち主様が、実際に着られる着方にぴったり合っていなければ、どうしてもその箇所が気になり、心配やストレスの元になってしまいます。
胸パッドは実は難しい
もうひとつは、胸パッドの改良でした。
実は胸パッドの改良は、よく承るリフォームの一つです。
ラインが美しく出て、動いても安定し、安心感がある胸パッドは、サイズがピッタリ合っていないといけないだけでなく、着用感には好みもあるため、オーダードレスですらうまくフィットしなかった、ということが少なくないのです。
今回は、競技で激しく動くうちにだんだんパッドがずれてしまうことがあるとのこと。
改良として、ブラストラップのような肩紐を付け足してボディーとの接点を増やし、カップもバストアップ、ホールド感のしっかりしたタイプに取り換えます。
これで、激しく長時間になる競技での使用でも安心です(^-^)
角度は少し斜めに、横から上にバストをしっかり持ち上げるように取り付けました。
バスト自体の美しいラインはもちろんですが、それによって脇~ボディのラインがスッキリ見えることも狙いです✨
競技向けなドレスにリフォームできました!
以上2点をリフォームすることによって、より若々しく競技向けなドレスに仕上がり、ご依頼者様にもご満足いただけました(^-^)
細かな点なのですが、全体の印象はかなり変わります。
生まれ変わったドレスで、ますます競技でご活躍いただけることでしょう✨