今日ご紹介するのは、シックなネイビーのスタンダードドレスのリフォームです(^-^)
石貼りとフロートの付け替えで、イメージを一新!
こちらが今回リフォームするドレスのビフォア写真です。
🌼オーダーの内容🌼
まずは石貼りについて。
元々は同系色のブルー系のストーンが、カットワークの模様の周りに少し貼ってあるのと、白のモチーフの上にオーロラが貼られていました。
ここに、模様の周りを放射線状にオーロラを豪華にプラスすることがひとつ。
あとは、上半身のネット部分のブラカップがくっきり目立ってしまっていたため、ここも石貼りでうまく馴染ませて欲しいとのことでした。
次にフロート。
元々はドレスと同じネイビーのオーガンジーで、細いワカメ状のフロートが何本も付いていました。
これを、右手は、白のジョーゼットで、大きなドレープの一枚布タイプにすることに。
左は迷われていたので、大きめで布の分量も多いワカメタイプをオススメしました。
根元からくるくる、というよりは、ややAラインで、裾の分量が多く空気をはらむイメージで、右のドレープと一体感を出したいと思いました。
🌼実際の作業🌼
さて、こんな感じで石を置いた写真を見ていただき、イメージの確認をしつつ、石を貼っていきました。
実際貼る時は、生地のストレッチを考慮し、トルソーに着せて(生地が伸びている状態で)貼っています。
この方が、着用時のイメージとの誤差を防げるのでオススメです。
こちらが、石貼り後のドレス。
ネイビーにオーロラが映えて、かなり豪華な印象になりました(^-^)
ブラカップ 周りは、ブラカップの形どおりにまんま石を貼ってしまうと同じことになってしまうので^^;
周りをぐるっと囲んだビジューのような大粒ストーンで視線を散らしつつ、
ブラカップとの境目を中心に、自然に散らばらせるように小さなストーンを配置。
小さなストーンも様々な大きさを使うことで、よりランダムな感じになりますね(^-^)
さて、フロートですが、
右手のフロートは、腰に繋がる予定。腰に付く方は鋭角にカットし、ドレープを作りながら右手首へ。
こちらは鋭角にカットせず、直角よりやや広いくらいの角度に。
うーん…三日月型ではなく、いったんもめんのような形と言ったらいいでしょうか(笑)
手首側の生地を幅が広いまま垂れ下がらせることで、舞った時の布の動きが格段にダイナミックになります。
左手のワカメ状のフロートは、オーガンジーで作られることが多いですが、今回は同じジョーゼットで。太めのテグスを縁に入れています。
布を渦巻き状にカットするだけでもくるくるの形にはなりますが、ハリやボリュームをつけたい時はやはりテグスを入れた方がいいです(^-^)
今回は同じ幅のくるくるではなく、Aラインで幅が広がっていく形にしています。
垂れ下がっていると一見普通の細いワカメですが、動いて風を受けると、フワっと広がりもしながらくるくるが舞うようになっています。
イメージ通りの形にするのに、型取りもテグス入れも試行錯誤で何度もやり直し(自慢にならないですが)部屋の中にくるくるが何本も生まれました(^-^)
早速パーティーで着ていただいて、着用写真もいただけました。
素敵ですね!
石貼りやフロートの付け替えで、お手持ちのドレスや、中古のドレスを一新させて着るのは、とても良い方法だと思います♪